この動画は、ChatGPTをはじめとした生成AIツールの活用について学ぶ全10回のe-Learningです。前半は、記事、動画、企画書、Webページなどを様々な生成AIツールを利用して生成する方法を学ぶ内容です。後半は、GPT APIなどを利用してクローラー、AI-OCR、アプリケーション開発などを行う流れを紹介しており、難易度がグッと上がります。(後半は、プログラミングの知識が必要なため、事前にMicrosoft365、Google系ツールのコースを受講しておくことをオススメします。
各コンテンツは、20分程度の学習パートと事後課題で構成されています。
メンタルヘルスに課題を抱えて、離職、休職中の方の就労、復職をサポートするためのリワークプログラムの一環として作成していますが、実務に直結する内容かつかなり本格的な活用方法まで網羅していますので、純粋なリスキリングにもご活用いただけます。
動画コンテンツ
教材スライド
ai_chatbot_course_20250816071403PDFのダウンロードはこちら
LINEチャットボットの作成演習
LINEとMake、GPT APIを使用して簡単なLINEチャットボットを作成してみましょう。
サンプルとしてVISTAという架空のメンタルケアチャットボットを作成しています。
演習のゴール
- 完成イメージ:LINEでメッセージを送ると、GPTが要約・回答してそのまま返信(リプライ)。
- 構成:
LINE(Webhook)→ Make(Watch Events)→ OpenAI Responses API 呼び出し → Make(Send a reply message) - できること:FAQ応答/要約/言い換え/カスタム指示(社内語調、敬語強め等)
0. 事前準備(アカウント)
- LINE Developers:プロバイダ作成→Messaging APIチャネル作成→チャネルアクセストークン発行(長期)→Webhookを有効化できる状態まで。LINE Developers+2LINE Developers+2
- Make:ワークスペース作成。LINEアプリとHTTP(またはOpenAIアプリ)を使える無料プランでOK。Make Apps
- OpenAI:APIキー(後述のResponses APIを使用)。OpenAI Platform+2OpenAI Platform+2
1. LINE 側の設定(要点)
- LINE公式アカウントを用意し、Messaging APIを有効化 → チャネルシークレットとチャネルアクセストークンを取得。LINE Developers
- 後でMakeが発行するWebhook URLを、チャネル設定のWebhook URL欄に貼り、Use webhook: ONに。LINE Developers+1
2. Make シナリオ構築(3モジュールで最小構成)
モジュールA:LINE – Watch Events
- 役割:LINEの受信メッセージ(Webhookイベント)をトリガーにする。
- 接続:MakeのLINEアプリでChannel access tokenを使って接続。
- 設定:Watch Events(もしくはWatch New Activity)。このモジュールがWebhook URLを生成するので、LINE側に貼ってONにする。Make Apps
受け取れる主なフィールド(例)
events[0].type(“message”)events[0].message.type(“text”)events[0].message.text(ユーザーの本文)events[0].replyToken(リプライ専用トークン)
※構造は公式のWebhookイベント仕様を参照。LINE Developers
モジュールB:HTTP – OpenAI Responses API 呼び出し
- 役割:ユーザー入力をGPTへ渡して返信文を生成。
- 種別:HTTP > Make a request(POST)
設定例
- URL:
https://api.openai.com/v1/responses - Method:
POST - Headers:
Authorization: Bearer {{OPENAI_API_KEY}}Content-Type: application/json
- Body(JSON, Raw):
{
"model": "gpt-4o-mini",
"input": [
{
"role": "system",
"content": "あなたは日本語で丁寧に回答するカスタマーサポート用アシスタントです。簡潔に、事実ベースで、過度な確約を避けて回答してください。"
},
{
"role": "user",
"content": "{{1.events[0].message.text}}"
}
],
"temperature": 0.4
}
ポイント
- 本演習は最新のResponses APIで統一(Chat Completionsでも可だが、OpenAIはResponsesへの移行を推奨)。OpenAI Platform
- 迷ったら公式のAPIリファレンスを参照(モデル名は手元の契約で使える軽量モデルでもOK)。OpenAI Platform
取り出し値(例)
Responses APIの返却から、最終テキストをマップ(MakeのOutputでパスを確認)。ストリーミングは不要(通常応答)。ストリーミング仕様は必要に応じて参照。OpenAI Platform
モジュールC:LINE – Send a reply message
- 役割:Bの生成文をreplyTokenでそのまま返信。
- 設定:
- Reply token:
{{1.events[0].replyToken}} - Messages 配列:
type: text,text: {{2.body.output[0].content[0].text}}(※Makeのマッピングパスは実行後にGUIで確定)
- Reply token:
- LINEの返信仕様・メッセージ形式は公式を参照。クイックリプライを足す場合も同リファレンス。LINE Developers+1
3. テストと公開
- LINEでボットを友だち追加 → 任意の質問を送信。
- MakeシナリオをONにしておく(実行ログでA→B→Cの成功を確認)。
- 返信が来ない場合:
- Webhook URLがLINEに設定されているか、Use webhookがONか。Make Apps
events[0].message.text以外(スタンプ等)の時はガード(条件分岐)を入れる。- OpenAI呼び出しの認証ヘッダやJSON整形を確認(Content-Type/ボディ構造)。
